薬剤師になりたい人へ

薬学部選びには進学難易度【留年率】と卒業できる割合【卒業率】が重要!

こんにちはケイです。

今回は大学生活についてお話します。

私は6年制の薬学部に入学し、6年間で大学を卒業し、

一発で薬剤師になれたわけですが

今振り返ってみるとなかなか大変な6年間を過ごしてきたと思います。

ということで

今回はあまり知られていない

薬学部の進学難易度と卒業できる割合について詳しく見てみようと思います!

 

 

薬剤師になるには6年間大学に通う必要がある

年々、日本の医療は成長しています。

それに伴い、薬の種類も増え、薬剤師の重要度が増してきました。

そこで4年間の勉強量で薬剤師になったところで

使い物にならないという現場の声から2006年から新制度が導入されました。

それが、6年制の薬学部です。

薬剤師になるには6年間大学で学ぶことが必要となったのです。

6年制の薬剤師は現場の即戦力を期待されて誕生した制度なのです。

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期待が大きい分、進学難易度も増加

薬剤師国家試験の合格率を見ると80~90%の合格率で簡単に思えるかもしれません。

確かに10年前、20年前は簡単な時代はありました。

しかし医療の成長に合わせて国家試験の難易度もどんどん増加しています。

とくに6年制になってからは試験内容も見直され、難易度がかなり増加しました。

 

国家試験が難しくなった各大学はどのような行動に出るでしょうか?

それは

しっかり勉強した人でないと進学させない

という行動に出たのです。

 

薬学部の各年次の試験は前期・後期の年二回あります。

大学にもよりますが前期は7月末の2週間が試験期間

後期は1月末の2週間が試験期間となります。

一つの試験期間にだいたい20科目の試験があります。

 

これが結構ハードなスケジュールなのですがイメージしずらいと思いますので

みなさんが経験したことある高校生のころを思い出してみてください。

高校生は年に3回ほどの1週間の試験期間があり、

一回の試験期間での試験科目数は7~10科目ぐらいです。

 

単純計算で、二倍の科目数をこなさないといけないのです。

大学の場合はさらに最低でも70点取らないと単位をもらえません。

高校生は点数が悪くても補習などに出席するだけで進学できますが

大学の場合は70点取れなかった場合、それは留年を意味します。

 

薬学部生の試験期間は本当に精神的にきつい期間なのです。

試験期間中に寝不足で倒れる人を何人も見てきました。笑

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入学した時の仲間は卒業するころには3割減

私の卒業した大学では毎年の試験のプレッシャーに負けてしまい

留年・退学する仲間もたくさんいました。

進級し、最初の授業を受けに行くと見慣れた人がいないということがあります。

悲しい気持ちに毎年なっていました。

卒業後に聞いた話ですが

私の学年は優秀だったようで毎年9割以上が進学していたようです。

入学した当初は390人の仲間がいて300人が6年間で卒業できたようです。

90人が留年・退学したとのことでした。

 

しかし私の一つ下の学年は1年生から2年生に上がるときに

40人が留年したと聞いています。

 

だいたい平均すると6年間で卒業できる割合は7割ぐらいでしょう。

 

 

さいごに

薬剤師国家試験の合格率をみると簡単に思う方がいますが

大学受験、そして6年間の試験勉強で一生懸命勉強してきた人たちが

受験した結果が合格率につながるわけです。

6年間も一生懸命勉強してきても1~2割は合格できていない人がいる試験なのです。

合格率が高いからと言って簡単な試験だと思って

薬剤師になろうと思ったら痛い目にあいます!!

勉強する覚悟がないと薬剤師にはなれませんのでご注意ください!