こんにちは!現役薬剤師のケイです!
薬剤師の注目が集まっていますね!
今回は薬剤師になるための薬学部の学費についてお話をしようと思います。
薬学部や医療系の大学は学費が高いので、奨学金を借りる人が多くいます。
今回は薬剤師を目指す人が無理なく返済できる奨学金の目安をお伝えします!!
奨学金は2種類ある
給付型奨学金(きゅうふがたしょうがくきん)と貸与型奨学金(たいよがたしょうがくきん)との2つがあります。
それぞれ特徴がありますので紹介します。
給付型奨学金(きゅうふがたしょうがくきん)
給付型は返さなくて良い奨学金です。
簡単に言うと、お金がもらえる奨学金です。
一部の資産家や企業、大学が実施しています。
選考審査があるので、希望したら全員もらえるというものではありません。
貸与型奨学金(たいよがたしょうがくきん)
貸与型は返さなければならない奨学金です。
簡単に言うと、借金の奨学金です。
この貸与型奨学金は様々な団体が実施しています。
一番大きな団体は、日本学生支援機構奨学金です。
多くの学生がこの奨学金を利用しています。
奨学金はいくらまで借りられる?
一番多くの奨学金を希望できるのは、日本学生支援機構奨学金です。
日本学生支援機構奨学金の種類
第一種奨学金 | 無利子 | 2万円~6.4万円 |
第二種奨学金 | 有利子 | 2万円~14万円 |
第二種奨学金だと最大で14万円を毎月借りることができます。
ただし、14万円を6年間、借り続けると1,008万円になってしまいます。
奨学金は学生自身が返済を行なうお金になりますので、
大学を卒業したとたんに1,008万円の借金を背負うことになります。
1万円のディナーを3年間、毎日食べれる金額です…。
無理のない返済可能な奨学金額は?
私が実際に薬剤師になってみて、無理のない返済金額をお伝えしようと思います。
薬剤師の年収は平均して500万円ですが、新人薬剤師の場合は年収350万円ほどです。
年収のすべてを奨学金の返済に充てることができれば、年収350万円でも3年間で返済が可能のように思えます。
しかしながら、
年収から税金や生活費が引かれるので年収のすべてを返済に充てることができません。
年収350万ですと月収24万円ほどです。税金が引かれると20万円になります。
そこから生活費(食費、交際費、通信費など)を引くと12-13万円が自由なお金です。
一人暮らしをすると、家賃や光熱費もかかります。
そのため、一人暮らしだと毎月の返済が厳しくなります。
実家暮らしの方が、奨学金の返済がラクです。
大学の仲間の奨学金の返済例をお伝えします!
奨学金を借りるとき
奨学金の種類:第二種奨学金(有利子)毎月5万円
奨学金の期間:大学1年生から6年間
総額の金額:360万円
奨学金を返すとき
奨学金の返済期間:3年間
毎月の返済金額:5万円
毎年のボーナスでの返済金額:60万円
仲間の生活をそばで見ていましたが、3年間実家暮らしをしていました。
仲間と飲み会があっても、理由を付けて断っていました。
すべては奨学金を返済するために、お金を使わないようにしていました。
本当に孤独な生活をしていました…。
それから3年後には結婚もしました!
このことから、
360万円を基準に考えると、2倍の720万円を貸与型奨学金として借りた場合は、仲間のように実家通いを最低でも6年間実施しないといけません。
最短でも薬学部を卒業し、薬剤師になっても24歳になっています。
そこから6年間を奨学金の返済にお金と時間を割いていたら、結婚やその後の人生プランがボロボロになる可能性があります。
貸与型奨学金は借りても、500万円までにした方が良いと思います。
給付型の奨学金の紹介
貸与型奨学金はたくさんのお金を借りることができるので、とても便利ですが、大学卒業後に返す必要があります。
新社会人になって、すぐに大きな借金を抱えるのは精神的に苦痛です。
そのため、返さなくて良い、給与型奨学金をご紹介しようと思います。
名称 | 金額 |
公益財団法人河内奨学財団 | 月額40,000円 |
東京理科大学給付型奨学金 「乾坤の真理奨学金(BS)」 |
50万円(年額) |
慶應義塾維持会奨学金 | 80万円(年額) |
ゴールドマン・サックス・スカラーズ・ファンド | 50万円(年額) |
北里大学給付奨学金 | 一人当たり年額学費1/2相当額 |
北里大学薬友会給付奨学金 | 10万円(年額) |
公益財団法人ダイオーズ記念財団 | 月額10,000円 |
公益財団法人ツツミ奨学財団 | 54万円(年額) |
公益財団法人 佐藤奨学会 | 月額25,000円 |
公益財団法人重田教育財団 | 月額200,000円 |
長井記念薬学研究奨励支援 | 月額 50, 000 円 |
「○○大学 奨学金」と検索すると色々出てきます!
まとめ
薬学部はとても学費が高いうえに、教科書代やPC代、白衣代とかいろいろとお金がかかります。
友人の奨学金の返済方法を見て、貸与型奨学金を利用するのであれば、500万円までにした方が良いと感じました。
給与型奨学金は審査がありますが、
もらえる可能性があるので審査を受けてみても良いと思います!