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眠剤【睡眠薬】をOD【オーバードーズ】しても死ぬことができないワケ!

こんにちは!

現役薬剤師ケイです!

今回は、眠剤【睡眠薬】を題材にお伝えしようと思います。

眠剤【睡眠薬】は一般的に不眠で困っている方が飲む薬です。

 

しかし、悩んだり、考え事が多くなると
眠剤【睡眠薬】を1錠飲んでも効かない寝れないことがあります。

寝れないと不安になり、
しちゃいけないと分かっていながら、
2錠飲んでしまったり、それ以上飲んでしまったりするわけですが…。

 

眠剤【睡眠薬】で死ぬことができるのかを今回お伝えします!

 

眠剤【睡眠薬】をODする人の声

最近眠剤効かなくなってきたなあ中途覚醒する度にツイートするけど2時間おきに起きてる眠剤ODをかんがえてしまう。。
眠剤と安定剤odすると普通に2日くらい記憶消えるからだめなんだよな
僕は昨日自殺未遂をしました。全入眠剤ODして。結局死ねなかった。僕の存在価値ってなんなんだろ?って
主治医が眠剤をあまり出したくない様子だったので、「おっ、もしやこれは自殺の線疑われてる?」と勘ぐるなどした。
私の飲んでる薬だと50錠くらい必要な上に、飲んでる途中で嘔吐して失敗する可能性が高いなと思ったのでOD自殺はしません 50錠も飲めん

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眠剤【睡眠薬】の一覧表

薬剤名商品名作用時間
エスゾピクロンルネスタ短い
ゾピクロンアモバン短い
ゾルピデムマイスリー短い
トリアゾラムハルシオン短い
ラメルテオンロゼレム短い
ブロチゾラムレンドルミン短い
ニトラゼパムベンザリン、ネルボンやや長い
フルニトラゼパムサイレース、ロヒプノールやや長い
スボレキサントベルソムラやや長い

 

病院で医師に「不眠」と診断され、処方してもらえる医薬品の一覧です。

基本的には短時間で効果が効く薬がほとんどです。

短時間で効果が効く分、効果はすぐに切れます。

睡眠導入剤として使われている薬がほとんどです。

 

ベルソムラは比較的新しい薬で、
自然な睡眠をもたらすということで注目されている薬です。

自然な睡眠ということで急に眠気が出るといった薬ではありません。

 

眠剤【睡眠薬】の致死量

薬剤名商品名LD50人間(50㎏)の致死量
エスゾピクロンルネスタ900mg/kg未満45,000錠
ゾピクロンアモバン831mg/kg5,540錠
ゾルピデムマイスリー695mg/kg6,950錠
トリアゾラムハルシオン7500mg/kg未満3,000,000錠
ラメルテオンロゼレム600mg/kg3,750錠
ブロチゾラムレンドルミン7000mg/kg未満650,000錠
ニトラゼパムベンザリン
ネルボン
1800mg/kg45,000錠
フルニトラゼパムサイレース
ロヒプノール
415mg/kg20,750錠
スボレキサントベルソムラデータなし

 

LD50というのは動物実験で動物が半数死ぬ薬物量のことを指します。
詳しくは、別の記事(致死量について)に書いてあります。

【劇薬】【毒薬】の違いは危険性・致死率の高さ?劇薬と毒薬の違いの定義をお伝えします!危険性・致死性がどれだけ高いのかを具体的にお伝えします!...

 

今は動物保護の観点でこの数値は出さなくて良いことになっています。

そのため、比較的新しいベルソムラはLD50が分かりません。

 

とにかく、
人間が死ぬために飲む錠数はケタ違いに多いです。

100錠まとめて飲んだとしても死ぬことはできません!

現役薬剤師 ケイ
現役薬剤師 ケイ
100錠を飲もうと思っても
飲んでいるうちに寝てしまいます…

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眠剤【睡眠薬】で自殺させないための医療者の取り組み

昔はOD【オーバードーズ】で死んでしまうことがありました。

そのことで、国、医師、薬剤師は
平成22年からOD【オーバードーズ】で自殺させない取り組みを始めました。

眠剤【睡眠薬】を大量に処方できないようにした

厚生労働省は医師がむやみに眠剤【睡眠薬】を処方しないように
複数の眠剤【睡眠薬】を処方できるのは精神科医に限定させました。

精神科医も定期的に国の研修を受けさせるようにしました。

現役薬剤師 ケイ
現役薬剤師 ケイ
医師だったら誰でも眠剤【睡眠薬】を 処方できる時期がありましたが、今では研修を受けた精神科医しか複数の眠剤【睡眠薬】を処方できません

 

常に同じ眠剤【睡眠薬】を処方できないようにした

1年以上、特定の患者さんに同じ眠剤【睡眠薬】を処方した医師に対して、
国は医師の収入を減らす取り組みを制度化しました。

現役薬剤師 ケイ
現役薬剤師 ケイ
同じ患者に眠剤【睡眠薬】を処方すると医師の儲けが減ってしまいます…

これはかなり効果的でした!医師が眠剤【睡眠薬】を処方する量がグンと減りました!

 

これまでは、
薬剤師が医師に眠剤【睡眠薬】の減薬を提案しても、

医師
医師
俺が処方した通りに薬を出せ!!

と怒られていただけなので、眠剤【睡眠薬】の使用量が全然減りませんでした。

 

致死率の高い眠剤【睡眠薬】を販売させなくした

国は致死率が高い薬を新しく販売できないようにしました。

過去に自殺の原因となった眠剤【睡眠薬】が処方できないよう制度化しました。

「どうしても危険度の高い眠剤【睡眠薬】が必要な患者さんなら、精神科医にその患者さんを紹介してください」という制度です。

 

まとめ

眠剤【睡眠薬】をOD【オーバードーズ】しても死ねないことをお伝えしました。

眠剤【睡眠薬】をOD【オーバードーズ】しようと苦しんでいる人がこの記事を読んで
少しでもODをあきらめてくれれば嬉しいです。

ODしようとする人は間違いなく、今苦しんでいる人です。

ODを実行したことで更に苦しい状況にならないことを願っています。