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2-プロパノールは新型コロナウイルスの消毒・除菌効果あるのか?

こんにちは!現役薬剤師ケイです!

新型コロナウイルスの話題が絶えないですね。

マスクの欠品が続いていますが、
新型コロナの消毒液エタノールの欠品も続いていますね。

消毒液のエタノールに代わるものとして2-プロパノールがありますのでご紹介します!

2-プロパノールとはどのような物質?

化学式C3H8O
示性式CH3CH(OH)CH3
外観無色液体
工業原料・有機溶剤として

グリセリンの合成原料として使われています。

他にも、印刷用・文具用インクの基材として利用されています。

 

消毒・清掃用品として

医療機関等(病院)で消毒用として、エタノールと同じように広く利用されています。

消毒用アルコールに2-プロパノールや添加物を混ぜている製品があるが、これは酒税を回避する措置であり、値段が安いです。

湿式のVHSヘッドクリーナーや、CD/DVD/BDレンズクリーナーのクリーニング液、コンタクトレンズの洗浄液としても幅広く利用されています。

安く、油脂類をよく溶かし、速乾性であるので、機械部品の洗浄にも利用されています。

 

イソプロピルアルコール、イソプロパノール、IPAと同じ

 

2-プロパノールは英語名では2-propanolです。

なお、日本ではこの英語名が統一される前から
イソプロピルアルコール(isopropyl alcohol、慣用名)として使われていました。

さらに、医薬品のイソプロパノール(isopropanol)も同じものです。

工業用としてIPAとも呼ばれてもいます。

 

 

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2‐プロパノールとエタノールとの違いは?

2‐プロパノールエタノール
構造式
化学式C3H8OC2H6O
示性式CH3CH(OH)CH3C2H5OH または CH3CH2OH
外観無色液体無色液体

 

2‐プロパノール【イソプロピルアルコール、イソプロパノール、IPA】
エタノールと比べて殺菌できる菌種は少ないが、酒税がかからないため安いのが特徴です。

 

イソプロパノールとエタノールの消毒効果の違いは?

イソプロパノールはエタノールとほぼ同等の消毒効果を示すものの、親水性ウイルス(ノロウイルス、アデノウイルスなど)に対する効果はエタノールに比べて劣っています。したがって、ノロウイルス、ロタウイルスおよびアデノウイルスなどの消毒は、消毒用エタノールのほうを選択してください。イソプロパノールの毒性はエタノールより2倍程度高いです。

イソプロパノールはエタノールに比べてより強い脱脂作用を示します。すなわち、手指消毒に70vol%イソプロパノールなどを用いると、手荒れが生じやすくなります。したがって、イソプロパノールのほうが安価であるものの、安全性などの観点からもエタノールの使用が勧められます。

3.7%イソプロパノール添加により酒税が免除された消毒用エタノール(消毒用エタノール液IPなど)を使用してください。

引用:https://www.kenei-pharm.com/

 

2‐プロパノールは新型コロナウイルスの消毒に効くのか?

新型コロナウィルスの国内感染発生をふまえた職場における感染症予防/拡大防止のポイント
という神奈川産業保健総合支援センターが作成した資料を見ると、

発症のおそれがある者、発症した者の職場では、当該従業員の机とその周辺、触れた可能性がある箇所について、消毒剤(※)による拭き取り清掃をする。

※ 次亜塩素酸ナトリウムの(希釈)溶液、(希釈した)塩素系漂白剤、70v/v%イソプロパノール、消毒用エタノール など

2‐プロパノール【イソプロピルアルコール、イソプロパノール、IPA】
がしっかりと推奨されていました!

 

現役薬剤師 ケイ
現役薬剤師 ケイ
ただし、濃度は70%と限定されていました!

 

イソプロパノール(汎用名:IPA/イソプロピルアルコール/2-プロパノール)はエタノールに比べてより強い脱脂作用を示すが、エタノールとほぼ同等の消毒効果を示すものの、対・親水性ウイルス(ノロウイルス、アデノウイルスなど)効果はエタノールに比べて劣っている。

第2種有機溶剤等に該当する物質で、ソプロパノールの毒性はエタノールより2倍程度高く、手指消毒に70v/v%イソプロパノールなどを用いると、手荒れが生じ易い。

イソプロパノールのほうが安価であるものの、安全性などの観点からもエタノール〔3.7%イソプロパノール添加により酒税が免除された消毒用エタノール(消毒用エタノール液IPなど)など〕が望ましい。

参考 神奈川産業保健総合支援センター

 

現役薬剤師 ケイ
現役薬剤師 ケイ
手に使うと手が荒れるようです…

 

 

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2‐プロパノールの注意点

神奈川産業保健総合支援センターにて
2‐プロパノール【イソプロピルアルコール、イソプロパノール、IPA】
の注意事項が出ていました。

2-プロパノールの危険性

人体への影響

  • 繰り返し長期間ばく露すると、中枢神経系、血液、肝臓、腎臓等の障害のおそれがある
  • 液体でも蒸気でも鼻、喉、気管支などの粘膜や肺を刺激する
  • 眼の粘膜を刺激する

危険性

  • 引火点 12℃の非常に引火性が高い液体である。常温で引火する。
  • 蒸気は空気より重いので、窪みや床付近など低い場所では高濃度となって滞留することがある。

 

現役薬剤師 ケイ
現役薬剤師 ケイ
2‐プロパノールで消毒するときは、手袋ゴーグルを付けて、窓を開けて換気をしながら行なうと良いようですね!

 

まとめ

  • 2-プロパノールとはどのような物質?
  • 2-プロパノールイソプロピルアルコールイソプロパノールIPAは同じもの!?
  • 2‐プロパノールとエタノールとの違いは?
  • 2‐プロパノールは新型コロナウイルスの消毒に効くのか?

今回は上記の内容で消毒液をお伝えしました!