コロナウイルス

オルベスコ【シクレソニド】の穴場銘柄はこれだ!

こんにちは!現役薬剤師のケイです!!

オルベスコ(シクレソニド)が凄いことになっていますね!

 

オルベスコを喘息治療のために毎月使っている患者さんがそろそろ来局するので、
医薬品卸さんに発注を掛けたら、
なんと!
在庫がありません。
と言われてしまいました…。

 

すでにオルベスコ(シクレソニド)を大量に購入した医療機関があるようです。

反響が凄いですね!!

 

オルベスコ(シクレソニド)を販売している帝人㈱の株価は
新型コロナウイルスに効果的だった」という論文が発表になってから
右肩上がりです!

 

帝人のオルベスコ(シクレソニド)による影響

 

3月2日にコロナウイルスにオルベスコ(シクレソニド)が効果的だった
と論文が発表されてから急激に株価が上昇しました。

 

COVID-19 肺炎初期~中期にシクレソニド吸入を使用し改善した 3 例
という論文です。

現役薬剤師 ケイ
現役薬剤師 ケイ
さすが!帝人!よくやった!

 

と薬剤師ではない人は、帝人を褒めたたえます!

 

つまり、オルベスコ【シクレソニド】は帝人が開発した薬だと勘違いをしているのです。

 

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オルベスコ【シクレソニド】の穴場銘柄はこれだ!

 

私たち、薬剤師は新薬が発売されると必ず、このインタビューフォームを読みます。

インタビューフォームとは医薬品の詳細説明書を指します。

全部で50-100ページにもなる分厚い説明書です。

薬を飲んだ後に何分後に効くのか、何時間後に体内から出ていくのか、
子供に飲ませて良いのか、妊婦にも使ってよいのか、
など細かくたくさんの情報が載っています。

現役薬剤師 ケイ
現役薬剤師 ケイ
このインタビューフォームには
開発の歴史が書かれています

 

オルベスコⓇは、ドイツ・ALTANA Pharma社(現 スイス・ニコメッド)により開発されたグルココルチコイドであるシクレソニドを主薬とした定量噴霧式エアゾール剤(pMDI)である。 シクレソニドは吸入投与後、肺内で加水分解を受けて活性代謝物に変換されるプロドラッグであり、成人用としては本邦で初めての1日1回投与(ただし、1日800µgを投与する場合は、朝、夜の1日2回に分けて投与)の吸入ステロイド剤である。シクレソニド吸入剤は、気管支喘息を適応症として2004年2月にオーストラリアで承認されたのをはじめ、2010年9月現在、世界59ヵ国で承認されている。
本邦においては、帝人株式会社(現 帝人ファーマ株式会社)により開発が行われ、1999年より第Ⅰ相臨床試験が実施された。以後、第Ⅱ/Ⅲ相臨床試験(プラセボ対照二重盲検用量反応試験)および第Ⅲ相臨床試験(クロロフルオロカーボン(CFC)を噴射剤に使用したベクロメタゾンプロピオン酸エステル[BDP-CFC]対照比較試験、長期投与試験)を経て、2007年4月、成人の気管支喘息を適応症として承認された。

引用 インタビューフォーム一部抜粋

 

この個所を読むと、オルベスコⓇは、
ドイツ・ALTANA Pharma社(現 スイス・ニコメッド)によって開発された。
と書かれています。

 

つまり、オルベスコ(シクレソニド)の特許は
スイス・ニコメッド社が保有しており、
帝人は日本国内の販売権を買っただけになります。

 

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スイス・ニコメッドとは?

 

では、このスイスのニコメッド社について調べてみました。

すると、以下の記事が見つかりました。

 

【武田薬品】スイス「ナイコメッド」を1.1兆円で買収‐新興国への出遅れ挽回

2011年05月20日 (金)

武田薬品は19日、スイスの製薬企業「ナイコメッド」を96億ユーロ(約1兆1200億円)の現金で買収すると発表した。9月末までに手元資金と借入金でナイコメッドの全株式を取得し、完全子会社化する予定。武田は、過去最大級となるナイコメッドの買収により、出遅れていた欧州、新興国の販売網を一気に獲得。

引用 薬事日報

 

なんと、日本製薬会社最大手の武田薬品がニコメッド社を子会社にしていました!!

 

この記事を見つけたときは思わず叫んでしまいました。

現役薬剤師 ケイ
現役薬剤師 ケイ
さすが!武田薬品!!

 

しかし、
喜びは束の間、残念な記事も見つけてしまいました…。

 

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武田薬品 呼吸器疾患ポートフォリオをAZに売却 消化器、がん、CNS、代謝・循環器に特化

公開日時 2015/12/17 03:50

武田薬品は12月16日、呼吸器系疾患領域ポートフォリオを英アストラゼネカ(AZ)に5億7500万ドルで売却する契約を締結したと発表した。売却は2016年3月末までに完了する見込み。武田薬品は2014年に掲げた▽消化器系疾患▽がん▽中枢神経系疾患▽代謝性・循環器系疾患――の4つの重点疾患領域の新薬事業に経営資源を集中する。

売却するのは経口COPD治療薬のダクサス(一般名:ロフルミラスト、日本未発売・未開発)や吸入喘息治療薬オルベスコ(一般名:シクレソニド、日本では帝人ファーマが販売)などの製品のほか、呼吸器領域の前臨床試験段階にある7つの化合物を含む。ダクサスやオルベスコは、武田薬品が2011年にスイス・ナイコメッド社を買収した際に入手した製品。

引用 https://www.mixonline.jp/

 

なんと、
2015年にイギリスの製薬会社のアストラゼネカに
オルベスコ(シクレソニド)の特許を売却しておりました…。

現役薬剤師 ケイ
現役薬剤師 ケイ
もったいないよー⤵武田薬品… 

 

まとめ

今回、オルベスコ(シクレソニド)の特許を持っている製薬会社を調べてみました。

特許自体は残念ながら、武田薬品から離れていました。

しかしながら、
オルベスコ(シクレソニド)の開発の基礎研究のデーターは
まだスイス・ニコメッド社に残っていると考えられます。

 

今後、急速に薬を作り出すとなると、
その基礎研究のデーターが必要となってきます。

 

今後の武田薬品の動向をしっかりと見ていく価値はありそうです!!