薬剤師になりたい人へ

意外と知られていない薬剤師の5つの進路

こんにちはケイです。

前回の記事では一般的に知られている薬剤師の仕事を紹介しました。

しかし、それだけでなく他にも魅力的な仕事がたくさんあります。

今回はあまり知られていない薬剤師の仕事を紹介していきます。

 

新薬開発(CRO,SMO)

新薬開発は聞いたことありましたか?

業界を知らない人はこの新薬開発と新薬研究を一緒のものと考えがちですが

全然違った仕事です。

私においては大学5年の就職セミナーで違いを知りました。笑

あまりにも知られていないので知らなくて当然です。

新薬開発の皆さん、すみません。 

 

ではこの新薬開発は何をするのでしょうか?

それは治験業務です。

企業や国などが作り出した薬を世の中の多くの人に飲ませて良いのか

治験協力してくれる患者さんで最終チェックをするのです。

病院に通院している患者さんに治験薬が合うだろうと医師から提案を受け、

患者さんに治験に参加してもらえるよう説明します。

そして治験患者さんのデーターを取ってまとめる仕事です。

新薬によっては毎日だったり、毎週だったり患者さんの状態を聞き取ります。

たくさんの患者さんのデーターが集まり、

新薬の治療効果が認められれば、

晴れて、新薬が世界中の多くの人に使われます。

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医薬情報担当者(MR:Medical Representative)

所属している製薬会社の薬を医師、薬剤師に情報提供し、

自社の薬を一人でも多くの患者さんに使ってもらうよう働きかける仕事です。

簡単に言うと製薬会社の営業職です。

しかし倫理感が非常に必要となる仕事です。

医師、薬剤師に誤った情報を提供しまったら大変なことになります。

最悪な場合、患者さんが重大な副作用にかかってしまいます。

製薬会社は不景気であっても患者がいる限り、倒産することはありません。

国内メーカーだけでなく海外メーカーもたくさんありますので

将来は海外勤務も考えている人には良い環境だと思います。

 

 

厚生労働省(国家公務員)

さまざまな職がありますが、一般的には官僚と呼ばれるコースを歩みます。

医薬品の承認・検査、

病院・薬局がきちんと経営しているのか

高齢者が増えていく日本において国の医療費の圧迫をどう防げばよいのか、

海外からの輸入品に国内で禁止されている医薬品がないか

など仕事の対象は患者さん一人ひとりではなく国民の健康守ることを対象に働きます。

かなり狭き門ですが麻薬取締官も厚生労働省の職員です。

警察官以外に銃を持つことが唯一許される職務です。

私の先輩が所属していましたがかなり特殊な仕事だったと聞いています。

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地方公務員

都道府県庁の職員です。

都道府県が管轄している病院、保健所での薬品管理業務や

都道府県の農産物の農薬管理業務や、

都道府県が管理している学校、幼稚園、保育園の公衆衛生を管理しています。

ここも地域の全体の人たちの健康を考え、見出していく職務です。

 

 

自衛隊幹部(薬剤官)

防衛省の職員という立場で国家公務員となります。

国の安全を守っている自衛隊隊員の健康を守る仕事になります。

一般的な自衛隊の隊員ではなく幹部という扱いになります。

陸・海・空のどちらに所属することになり、

そこでも業務の内容がいくらか変わります。

国を守る自衛官をサポートする意識の高い仕事です。

知識だけでなく体力的な面も求められるため心身ともに強い人が多いのが特徴です。

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最後に

いかがでしたでしょうか。

薬剤師は裏方の仕事が多いため、

一般的にはどのような仕事をしているのか知られていません。

そのために身近な病院薬剤師、薬局薬剤師、研究者が知られています。

 

今回はあまり知られていない5つの仕事を紹介しました。

  • 新薬開発(CRO,SMO)
  • 医薬情報担当者(MR:Medical Representative)
  • 厚生労働省(国家公務員)
  • 地方公務員
  • 自衛隊幹部(薬剤官)

 

薬剤師は薬のスペシャリストで人の健康を第一に考えている仕事です。

患者一人ひとりだったり、地域、国、世界と職務によって目標は違いますが

どれも責任があり、中途半端な気持ちで取り組んでいません。

現在、日本では少子化が進み、高齢者の人口比率が増えていきます。

高齢化社会になっていく上で、

病気を治す薬の知識を持った薬剤師が必要不可欠な存在になっていくでしょう。

 

薬剤師の可能性はまだまだたくさんあります。

一緒に薬剤師となって人々の健康を考えていきましょう!!